猛獣を飼っている。
ライオンという猛獣。
そして_____




せをむけてはいけません





今日は俺の18の誕生日。
朝、目が覚めると、そこには____

「本当にライオンにしたのかよ・・・・・・」
「ああ。俺からの誕生日プレゼントだ。ありがたくもらえ。」
「・・・・・・アリガト・・・・・・」

そこにはちょこんとしたライオンの赤ん坊。
生まれたてだと言う。
だからまだ目も見えない。
いきなり親から引き離されて、どれほど悲しい思いをしているのだろうと思うと、どうにも可愛そうに思えた。
ヒットマンの気まぐれで引き離されるなど。

「リボーン・・・・・・返してきた方が良くない?」
「なんだ?怖くなったか?」
「じゃなくて!母親と離れたら心細いだろ?!
まだ赤ちゃんなのに!」
「だからいいんじゃねぇか。刷り込みってやつだ。
____それともお前は成長し終えたライオンをきちんとしつけられるとでも?」
「う・・・・・・」

それを言われると言葉に詰まる。
そんなことは絶対にできないとわかっているからだ。
躾るには刷り込みをした方がいいとは分かっている。
だが・・・・・・

「まだ学校あるし。」
「学校につれてきゃいいだろ。」
「無茶言うな!!できるかーーー!!
勝手についてくるお前と違ってこっちは面倒みなきゃなんだろ?!」
「安心しろ。シャマルに言って、保健室に置かせてもらえることになった。」
「もっと不安だよ!てか保健室が保健室でなくなるよ!!保健室行って怪我したら本末転倒だろ?!」
「そこをお前がしつけるんだろうが。」
「・・・・・・」

こいつ絶対楽しんでる!
いい顔してる!!

だが冗談ではない。それこそ成長して噛まれたら命にかかわることになるかもしれないのだ。

「それと、躾が十分に終わるまで背を向けるなよ。」
「なんで?」
「襲われる危険があるからだ。」
「・・・・・・」

他の生徒が危険にさらされる前に自分が危険にさらされるらしい。
当たり前といえば当たり前のことかもしれないが。
この家庭教師が言い出すことはいつも危険で困る。
否、むしろこいつの方が猛獣なんじゃないかと思う。
そう思っているうちに刻々と始業時間が迫っていた。

「俺もう学校行かなきゃ・・・・・・」

猛獣一匹と一人を置いて部屋を出て行こうとドアを開けた。
その瞬間、いきなり後ろから足払いをされて、俺は無様に大きな音を立ててそこに転んだ。
リボーンの教育を受けたのだから、背後のそういう気配に気づいてもよさそうなのだが、いかんせん相手がその教育をしたリボーンだとすればできないのも無理はない。

「リボーン、遅刻す・・・・・・」

文句を言いながら起き上がろうとすれば、ぐい、と後ろを向かされて。

「____っっ!!」

喉に噛み付かれた。

「痛っ!」

なにするんだ、といいかけたところで、相手の先手。

「だから言っただろうが。
背を向けるな、と。」

こいつ、読心したな・・・・・・
満足そうに笑むリボーンの視線の先には噛み付かれて血が滲んだ俺の喉。
どう好意的に見ても、虫刺されには見えない。
これは誰が見ても_____

「・・・・・・猛獣が増えるなんて冗談じゃないよ、本当。」

本当に参った。
もうすでにいる猛獣の躾なんてできるわけなく。
俺は今度の猛獣の躾を頑張ろうと心に決めた。




あとがき
猛獣と聞いて、あ、アルコバレーノはきっとみんな猛獣だな〜なら、アルコバレーノ×ツナでお題書こう!!
と思いました。
私は10年後ツナのペットはライオンだと信じていますから、ライオンの躾とリボをあわせて。
たぶんライオンとの比較とかがこのお題では結構出てくると思います。
ある意味本当に躾の仕方・・・・・・
てか、お題配布元サイトさんのお題本当に素敵で、お題にはまりそうvv
でも10ですら制覇できるか不安。